以前、このブログでも引き寄せの法則のことを書いたと思います。
今回は、その「引き寄せの法則」が自分の中での「真実」になった瞬間について書きたいと思います。
引き寄せの法則に関連することは、いろいろな人が発信されています。
その切り口の中には、自分に刺さるものが含まれていますし、法則自体を裏付けるような事柄や知識に出会って、ハッとさせられたりすることもあります。
そんなことを繰り返し、なんとなく、その考えに馴染んでいって、少しずつ生きるのが心地良くなってくる。
私も徐々に「引き寄せの法則」を取り入れて、固執していた考えを、手放していったのだと思います。
「考え」は感覚が変わると変わってしまうので、何に固執していて、どの部分を手放したのかは良く分からないです。
ただ、何かが変わっていって、「変わったね」と言われることも増えました。
でも、別にそれがすべてだと思っている訳ではなかったんです。
私にとって、心地良さを重点的に選べない場面もたくさんあります。
一貫性はないかもしれないけれど、その時選んで行動していることには、自分なりに付けている意味があります。
特に心地良くなんかなくても、自分の付けた意味を生きることが幸せであると思う。
それはベースの価値観としてあります。
やせ我慢をしたり、かっこつけたり、無理をするのは、そんなに簡単には変えられないです。
だから、少しだけ取り入れるので十分。
だったはずなんですよね。
でも、ある時を境に、もっと「引き寄せの法則」にもっと近づくことになりました。
まず、その背後にある事情を少しお話したいと思います。
私は、ある職場を解雇されたことがあります。
派遣社員だったので、契約を更新してもらえなかったということです。
派遣社員なのだから、そういうものだと思われる方も多いと思います。
この「解雇」が衝撃だった点を以下に挙げると、
① 自分がこれまで働いてきた中では、最も高いコストパフォーマンスを提供できたと思えた職場だったこと。
② あなたは優秀だけど、会社はあなたを扱いきれません。あなたにとっても会社にとっても、この「解雇」という決断は、幸せなものである。と会社が主張してきたこと。
③ 通常なら派遣社員の契約更新期間は3ヶ月だけれど、2か月だけ更新して、引継ぎのためにだけ残って欲しいという要望だったこと。
④ 業務を引継ぐために新たに雇われた人は新婚の方で、「定時に帰れるから」と聞かされてきた方だった。
窓口で端末を扱うような業務をされていたから、エクセル等の知識が皆無なのに自分の代わりに採用されたこと。
つまり、何がショックかというと、能力ではなく「人格」を決定的に否定されて、交代させられたということ。
そして、私は予想していなかった出来事にびっくりしてしまい、2か月の更新をついうっかり飲んでしまいました。悲観的で、いろいろ対策する自分が、自分が解雇されることに気づけなかったことが、とても恥ずかしかったです。
「自分の利益だけ考えて、無責任な行動をとる人」のレッテルを貼られるのが嫌だったから、有給を全部使って、引継ぎ期間は一か月にしてほしいと主張するのが精一杯でした。
今思えば、もう少し何かを言えたはずです。
この衝撃的な出来事は、私の仕事に対する価値観やスタンスを決定的に変えて、ずっと心にひっかかり続けていました。
そんなことがあった後で、ある時友達が、家に遊びに来ない?と言ってくれました。
「引き寄せの法則」にハマっていて、その映像を見せてくれるというのです。
その映像は、エスターヒックスがエイブラハムの教えについて講義しているものでした。
そして、その最初の映像が流れ始めると、映像から目が離せませんでした。
それは、もうすぐ仕事を辞める人との対話でした。
引継ぎは順調に行っていて、仕事を辞めたら、自分がずっと興味を持っていた勉強を始めるのだというのです。
別に仕事を辞める理由は、後ろ向きな理由でもなく、何も引っかかるところもないように私は感じました。
でも、エスターは、なぜ辞めるのですが?なぜあなたの仕事が終わったなどと思うの?なぜ?なぜ?と食い下がり続けるのです。
著作権があるから、これ以上は書けないけれど、その映像を観て、私は涙が止まりませんでした。
なんで、この映像を一番初めに観たんだろう?
その時に、どうやったら自分のこだわっていたものに別れを告げることができるのか。
そして、同時に別れなくてもいいものについても、許さなくてもいいことについても分かったのです。
偶然目にしたものによって、答えがもたらされることはあると思うのです。
そして、その不思議さによって、「引き寄せの法則」が本当のことと感じられました。