守秘義務について思うこと

今日は、前々から書きたいと思っていた「守秘義務」について思うことを、書いてみたいと思います。
「守秘義務」という言葉を聞いてイメージすることは、みんな違うと思います。
その中で、私が特に書きたいと思っているのは、会社で勤めるにあたって義務付けられる「守秘義務」についてです。
でも、会社内での守秘義務に辿り着く前に、考えてみたいことがあります。
そもそも秘密を守るってどういうことなの?っていうことの周りを、グルグル回ってみたいです。
いろんなことを書いているうちに、本当に書きたいことに辿り着けんじゃないかな?という希望を持っているんです。
秘密を守るっていうのは、どういうことなの?ということを、なんでそんなに掘り下げたいのか?というと、そもそも秘密の部分が増えると、他の人とのコミュニケーションが薄くなってしまうと感じているからです。
「秘密を守る」という行動の反対にある行動は、「噂話をする」というようなことだと思うのですが、この噂話の抽象度をすごく上げてしまうと、会話として全く面白くなくなってしまいます。
更には、近年ではみんな情報を取り入れている媒体が別々なので、個人的な噂話とはかけ離れた公開情報の中で共通して持っている知識も、薄くなっていると感じています。
だから、話をする時、前提となる共通の土台を細かく共有して、そこに伴う感情を共有し、共鳴すると言ったことが難しくなってきています。
極論、喋らない方がいいということになってしまいます。
薄い話を近くの人とするより、自分の興味のある分野の、濃いコンテンツに触れていた方が、刺激が強いということになります。
そういう状況を考えると、噂話って、少し悪いイメージだけれど、とても大切なことなのではないか?と思えてきます。
「沈黙は金」というのはそれはそれで正しいのですが、その美しさの危険性は、近年増していくばかりだという感覚があります。
安全な会話に逃げたら、自分の行動の正しさは主張できると思います。
でも、お互いに黙っていたら、今のこの瞬間、とても近くに居る人と、逆走している可能性だってあるんですよね。
私は、怖いから、それでも喋り続けられる方法を、模索しなければと思ってしまっています。
でも、じゃあ「守秘義務」が不要なのかと言えば、間違いなく必要だと思います。
このことについて、自分の中で特に結論はないのですが、「守秘義務」については、これからも考察していきたいと思います。
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