最近、毎年のように転職していましたが、その中で大きく3つ考えさせられることがありました。
1つは、守秘義務について。もう1つは仕事の難易度について、そして最後はテレワークについてです。
まず仕事の難易度について書いてみたいと思います。
タイトルの「小さな台所と大きな台所」というのが、まさにこういうことを考え出すきっかけとなった出来事となります。
私は、コロナ禍で今の小さなアパートに引っ越しをしたのですが、引っ越したらできるだけ自炊をしようと思っていました。
でも、好きだったはずの料理のアイデアが、あんまり出てこない・・。
それに、なんだかテレワークで集中力が落ちて、人参1つ連続して切ることもできないと思ってしまったのです。
私は、めちゃくちゃ料理が下手になってしまったんだ、と落ち込みました。
10年くらい前に、他の土地に引っ越した時には、特にスキルが下がったとは感じなかったから余計です。
若かった頃と違い、長年、ゆるっとしか料理をしなくなったことの結果がこれである・・と。
でも、たまに実家に帰って料理を作ると、何故か普通に作れたのです。
よくよく考えたらそれは単に、
①実家の冷蔵庫の方が食材のバリエーションが多いから、作ろうと思ったものが作れる。
②スペースが十分にあるから、切る場所、ボウルを置く場所に特に配慮がいらない。
→ スペース確保のための洗い物でやる気が中断されることなく、2品目、3品目が作れる。
人参1つ切る集中力がないと思い込んでいたのも、人参を切るスペースと人参を入れるボウルを置くスペースを確保するのが精いっぱいだと、料理の全貌が見えなくて、料理をしているというよりは、人参を切っているだけと感じてしまっていたからなのです。
同時並行でたくさんの食材を並べて、見ながら処理していけるスペースがあれば、料理している感覚があり、楽しめてモチベーションが持続できます。
つまり、料理のアイデアとスキルではなく、
①材料のバリエーションが確保されていること
②作業場の環境
の方が、自分が料理を上手にできていると感じるにあたって、大きな要因であったということです。
だから、失くしてしまったと思っているスキルについて、すべて衰えによるものだと考える必要がないんだと感じました。そう考えると、なんだか元気が出てきました。
そして、同じことを別の環境で処理しようとしたときという視点で、仕事の難易度について、再整理し直してみることって大切だなと思い始めました。
では、実際の仕事では、どんなことを感じたのか?
それについては、次回以降書いていきたいと思います。